損切りがなぜ怖いのか

投資を行っていると、金融商品の価格がどんどんと下がり続ける年にほぼ必ず遭遇します。そのとき、あなたはどうしますか?

投資のルールを思い出しますと、投資で利益を上げるためには、安い時に買い、高い時に売る、という当たり前のことを実行することが基本です。つまり、金融商品の価格がどんどんと下がり続けるということは、安い時にたくさん買える、というチャンスであるはずなのです。ところが、多くの人は、金融商品の価格が下がり続けると「この金融商品はもっと値下がりしてしまって、損失だけが拡大するのではないだろうか?不安でたまらない。売りたい!」という気持ちが強くなります。

このように、損失をこれ以上拡大させないようにする行為は、損切りなどとも呼ばれます。ですが、基本の行動とは逆でしたね。しかし、怖いので基本通りに買い増すこともできません。

では、なぜ怖いのでしょうか?(ここはとても重要です)それは、投資対象を最後まで信じられないからです。言い換えれば投資スタート時の、投資対象の選び方自体がすでに間違っていた、ということです。

単品の株式には、会社の業績などにより、上場廃止の可能性があります。最悪の場合には、投資したお金が無価値になってしまうことがあり得るのです。そのため、最後の最後まで信じぬくことがどうしてもできません。

一方、投資対象が市場そのもの、つまり各種指標を金融商品化したもの=インデックスタイプの投資信託なら、どうでしょうか?

世界的な戦争や疫病が起こると国単位の市場は消滅する可能性があるかもしれませんが、先進国22か国の株式市場や新興国群の株式市場、という大きな指標であれば、消滅の可能性は大変に低いことが予想されます。個人的な意見を交えつつ、申しますと、長期の投資において、最後まで信じられるものは世界に広く浅く投資のできるインデックスタイプの投資信託だと考えています。

最後まで信じられる投資対象でなければ、大量に安く金融商品の買える金融危機という名の金融チャンス時に「安い時に買う」という投資の基本を実行することが心理的にもできにくいのではないでしょうか。

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