証券会社などの大手金融機関、指定参加者の役割ってなに?

 

指定参加者の役割次に、図の中央に位置する指定参加者(AP)の役割について説明します

指定参加者は証券会社などの大手金融機関です。彼らは、自己勘定でETFや株式を保有して株式市場で売買を行うと同時に、同時に、ETFの「設定」と「交換」を行うことができます。

「設定」とは、ETFの裏付けとなる資産をETFマネージャーに差し出して、代わりに等価のETFを受け取ることを言います

例えば1305の場合、2019年3月22日付で1305を設定したい場合、トヨタを8,100株、ソフトバンクグループを3,000株、三菱UFJフィナンシャルグループを49,300株、武田薬品株を6,300株、…というあらかじめ決められた構成の株式バスケットを、1305のETFマネジャーである大和証券投資信託委託に差し出す代わりに、ETFを1,000,000株(約16.8億円相当)受け取ることができます。これが設定です。

当然、差し出す株式バスケットの価値と受け取るETFの価値(ETFの基準価格x1,000,000株)はほぼ等しくなっています。

反対に、ETFを1,000,000株差し出す代わりに、上記の株式バスケットを受け取ることもできます。これが「交換」です。

今の場合、株式バスケットという現物を伴う設定および交換でしたが、現物の代わりに、現金で設定・交換ができるものもあります。また、設定・交換には最低単位が決められており、上記のように最小サイズでも非常に大きな額となりますから、証券会社や大手機関投資家しか参加できません。

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